おりーです、
昨年からグループホーム事業を始めました。
入居者さんに生活の基盤を提供し、
雇用も生んで空き家も活用できる
地域貢献度の高い事業です。
ゼロからの新規参入。
横のつながりが不可欠な業界なので
開業時には同業者へ挨拶回りをします。
全くの未経験者が、営利法人で、新規開業。
同業者の反応は様々です。
新参者を歓迎してくれる人もいる中、
結構な割合で返ってくる言葉が
「 お金目的ですか? 」
という冷たい一言。
訪問先の玄関口の向こうから
一歩引いた距離感で
斜め45度の上目づかいの
汚いものを見るような表情で。
同業者でさえもそんな反応なので、
世間の目はもっと冷やかです。
知人や友人に福祉事業のことを話すと
時々こんなことを言われます。
おりーさん、
偽善者ですか?
本当に社会貢献したいなら
寄付とかボランティアとか
すればいいじゃない。
社会貢献にもなる事業、なんて
経営者の詭弁だよ!
エゴ丸出しで気持ちわるっ!
ですって。
社会貢献でお金をもらうのは
おかしい、と。
ニーズに応えて対価をもらうのは
古今東西、万国共通の
経済活動だと思うのですが。
なぜか、福祉関連の分野では
お金にガツガツしていると
いやしいヤツ!と見られてしまう
雰囲気があります。
長くビジネスの世界にいた私には
とても違和感があります。
同業者に嫌われても仕方ないので
なるべく商売根性を露骨に
出さないようにしていますが。
ただ、
本音を言えば事業ですから、
お金のことを考えずにはいられません。
正直なところ、儲からないければ
グループホーム事業などやらないです。
ぶっちゃけ、
「 お金目的ですか? 」
と聞かれれば
「 はい、そうです! 」
「 お金儲けのためにやってます! 」
と即答しそうなほどです。
そうです。
ボランティアではなく事業家なので。
偽善と言われようが
エゴだと言われようが
利益が出ることが大前提。
だって、そうでしょう。
儲からなければ事業が存続できません。
赤字続きで現金が足りなくなって、
グループホームを閉鎖します!
なんて、
そんな無責任なことできません。
入居者さんに申し訳ない。
ただでさえ、
グループホームが足りない!
と言われている状況なのに、
ホームを潰すわけにはいきません。
むしろ、きちんと利益を出して
5棟10棟と増やしていくことが
私の仕事と思ってやっています。
スタッフの処遇もそうです。
ボランティアに支えられてきた
歴史がある業界なので、
給与水準が低い。
貢献意欲が高い人が多いので
給料が高くなくても
みんな頑張って仕事をしてくれます。
もっともらってもいいのに。
と思うので、
献身的で成果を出す人には
良い給料をとってほしいです。
そのためにも儲けを出さないと。
ただ、目先の数字ばかり
追いかけているとまずいです。
責任者がプレッシャーで疲弊して
現場スタッフをケアしきれず
どんどん人が辞めていって
運営がメタメタになる。
なので、
利益を出すことと
チームを育てることの
バランスはとります。
そんな感じで、
長期的に利益を生み続ける
事業を育てていきたいですね。
あなたの事業はどうですか?
また、メールします。
下居
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