行列のできるグループホーム

(2019年9月29日)

おりーです、

グループホーム3棟目がまもなく満室です。

7月1日にオープンしてちょうど3ヶ月。

8月に2名、9月に1名が入居済み、
10月1日に最後の1人が入居すれば
定員4名がいっぱいになります。

3ヶ月間で6件問い合わせがあり、
そのうち4名が入居となりました。

まずまず順調ですよね。

数年前に制度が変わってから町中の
障害者グループホームが
増えてきていると聞いています。

確かに私の地元でもあちこちで
オープンしているようです。

じゃあ、利用者さんの募集に苦戦するのか。

実はそうでもありません。

私たちはむしろラクになっています。

1棟目は満室まで5ヶ月。

相談事業所からの紹介がほぼゼロ、
あるルートを開拓してなんとか
利用者さんを獲得しました。

2棟目は満室まで4ヶ月。

ある程度、横のつながりができ
知り合いの相談員からの紹介が2人、
新規ルートから2人が入居しました。

3棟目は満室まで3ヶ月。

4人中3人が知り合いからの紹介、
あと1人は営業に行った先で偶然会い
ご縁があって入居となりました。

当初はルート開拓に必死でしたが
最近は紹介が中心になってきています。


実績と信頼がすべて。


どんな事業でも同じですよね。

グループホームの場合は、
入居した利用者さんが幸せそうに
毎日を過ごせているかどうか。

それが実績ですよね。

家族、相談員、通所先などの
関係者から見て一目瞭然なのです。

実績が積み重なって信頼になる。

信頼があると利用者さんの募集もラクです。

だからというわけではありませんが、
私もホームでの支援の充実、質の向上を
最優先に考えて事業を進めています。

夜間支援とか日中支援とかレクとか
就労先への訪問とか家族への手紙とか。

色々やってます。

当たり前のやるべきことを
やっているだけのつもりなのですが
手厚いグループホームとして
評価してもらえているようです。

最初の頃はもちろん実績もないし
信頼もないので募集には苦戦しました。

でも、3棟目では満室が決まってからも
問合せや見学が続いていて、
「空いたら教えて」と言われています。

(そんなに簡単に空かないのですが・・)

1棟目から3棟目までたった1年ですが
状況はガラッと変わりました。

1→2→3棟目と進むにつれて、
知り合いからの紹介が増えてきていて
最終的には紹介のみになりそうです。
(営業不要なのでだいぶラクですよね)


オープン前から入居者確定


最終的には待ち行列のできるホームを
目指したいと思っています。

グループホームが増えていく中で
そんなこと可能なの?と
思われるかもしれませんね。

でも私はあり得ると思っています。

利用者さんのタイプというか
シチュエーションが2つに
分類されるからです。

「いますぐホーム」の人

「いずれはホーム」の人

「いますぐ」の人は緊急性大。

なんらかの事情で住むところが
なくなってしまう人などです。

いますぐの人は急いでいるので
あまり選ばずにタイミングよく
空いたホームへ入居しますよね。

だから待ち行列に並びません。

一方で「いずれは」の人は急ぎません。

家族と同居するなどしていて
当面の生活には困っていない人です。

いますぐは必要ないんだけど
いずれは一人になってしまうから
今のうちからグループホームの生活も
考えておこうというスタンス。

終のすみかを選ぶので慎重です。

住めればどこでもいい、
っていうわけじゃないんですよね。

特に家族の立場からすれば。

長年一緒に生活してきた息子さんや
娘さんをグループホームに入れる
となったらご両親は慎重になります。

手厚く丁寧にみてくれるところが
いいに決まっています。

だから待ち行列に並びます。

入居希望者が決まっている状態で
ホームをオープンすることができれば
募集の労力も家賃のロスもないし。

私の市では支度金という名の
助成金も得られるようです。

なので、

行列のできるグループホームを
目指してがんばります。

「いますぐホーム」の人

「いずれはホーム」の人

あなたはどっちを狙いますか?

また、メールします。

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