安全に脱サラする方法

(2019年4月21日)

おりーです、
 
グループホーム事業をやりたいです!
 
というKさんが、
私のホームに遊びに来てくれました。
 
今はサラリーマンだけど、
事業を起こして独立したい。
 
福祉系の資格も取りました。
 
でも、家族を養う身なので
失敗はしたくない、できない。

まずは副業でスタートして
一定の規模になったら
脱サラしようと思います。

あるフランチャイズに
加入することも考えています。

いきなり独立はリスクが大きい…
 
おりーさんの意見を聞かせてください!

とのこと。

脱サラは確かに怖いです。

一応は給与が保証されている
サラリーマンを辞めて
無収入になるわけですから。

グループホーム事業に限った
話ではありません。

失敗を避けて安全に独立したい。

・副業でスタート

・フランチャイズに加入

・いきなり独立(専業)

あなたならどうしますか?

私の持論はこうです。


他人まかせが最大のリスク!


副業か専業か、

フランチャイズに入るか
コンサルをつけるか、

ということより

誰が主体になるのか

で、

脱サラの成功確率は決まります。

なぜならば、

ピンチになったときや
切羽詰まったとき、
他人は逃げるからです。

自分主体で物事を進めていれば
努力次第でなんとかなる。

他人任せにしていると
逃げられた時点で終わりです。

副業でスタートするのは
確かに安全なのですが、
本業の空き時間でやれる
ビジネスに限られます。

ネットビジネスや
不動産賃貸業であれば
本業のかたわらでもできる。

グループホーム事業はどうでしょうか。

サラリーマンをつづけながら
副業としてできるのか、というと
たぶん無理でしょう。

私自身、コンサル業をしながら
片手間にグループホームをやって
軌道に乗ったらシフトしようと
考えていましたがダメでした。

従業員が動かない。

給料を払っているので
一応仕事はしてくれますが、
モチベーションが上がらないのです。

事業を引っ張る立場の私自身が
片手間なんだから当然です。

トラブルも次々と発生しました。

あのまま放置していたら
従業員も利用者さんも離れて
早々に廃業するハメになっていたはず。

立て直すためには
オーナー自ら現場に入るしか
ありませんでした。

他の仕事を全て休止して、
グループホーム一本に絞りました。

私がメインになって動き始めてから
職場の雰囲気が活気づいたように思います。

社員のやる気が上がり
トラブルもすぐ解決するので
パートさんも安心して働けるように
なったように思います。

利用者さんの生活スタイルも定着して
ホーム全体の安定感が出てきました。

そこそこ苦労があり汗をかきましたが
今思えばこれでよかったです。

自分のノウハウにもなったし
利用者さんや従業員との
人間関係も強くできたからです。

仮に社員が飛び抜けて有能で
ホームの立ち上げや運営を
完全にお任せでうまくいったら。

その社員が退職したあと、
事業を継続できたとは思えません。

なので、

他人任せはダメです。

ネットビジネスも不動産経営も
おんなじですよね。

自分主体で事業を進める。

これが脱サラ起業を成功させる
必須条件と言えます。


フランチャイズの落とし穴


副業にしても専業にしても
フランチャイズという
選択肢があります。

相談に来たKさんも当初は
フランチャイズを検討していました。

確かにゼロから自力でやるより
すでにあるシステムや手法を使う方が
確実で無駄がなくスピーディーです。

ただし、手軽なものほど落とし穴がある。

フランチャイズには2面あります。

・ノウハウを買う

・業務代行を買う

FC本部に運営実績があって
直営店が実際に儲かっているなら
ノウハウを買う価値はあります。

FC参加者向けの勉強会に参加して
彼らの知識や経験を盗んだり、

サポートサービスを使って
あなたの事業の問題をスムーズに
解決する方法を見つけることは
とても有意義です。

ノウハウがあなたのものになる。

事業の成功確率も大幅アップします。

一方で業務代行はダメです。

他人任せだから。

仮にあなたがFC本部が
グループホーム事業の立ち上げと
運営を代行してくれるとします。

順調に満室になって
収益がプラスになれば良いです。

順調に行かなかった場合、
誰が費用を負担するのか、
誰が責任を負うのか。

・利用者が集まらない

・従業員が辞めてしまった

・家族から苦情がきた

利用者が少ない期間の
家賃や人件費の持ち出しを
誰が負担するのかというと、

当然、あなた。

家族とのトラブルに関して
最終的に誰が責任を持つかというと、

当然、あなた。

フランチャイズ本部が
業務を代行すると言っても
最後の最後まで責任を持って
くれるわけではありません。

運営には手出しできずに
責任だけ取らされるなんて
私だったらイヤです。

なので、

運用代行はオススメしません。

事業の成功確率も利益も落ちます。

他人があなたの事業を
あなた以上に必死にやってくれる
はずがないのですから。


安全に脱サラする方法


他人任せにせず、
自分主体で事業を行う。

実績のあるノウハウを盗んで
自分のものにする。

というのが今日のまとめです。

つまり、グループホーム事業で
脱サラしたいと思うなら、
会社を辞めて専業でやるしか
ないということですね。

どうしても会社を辞められないなら
奥さんとか子供とか自分と同じくらい
必死になってくれる人を立てる。

まあでも自分でやるのが一番です。

会社を辞める。

リスク大きいですか?

そうですね、リスキーです。

でも、会社を辞めると本気になれます。

文字通り「退路を断つ」感じ。

ただし、家族を路頭に迷わせたくない
という気持ちもよく分かります。

そういう人は、退路を断つと同時に
「逃げ道を作っておく」のもありです。

1年以内に単月黒字にならなければ
サラリーマンに戻る、とか。

転職のしやすい業界の人であれば、
1年くらいのブランクがあっても
なんとか復帰できますよね。

戻り先の会社までイメージしておくと
脱サラの決心がしやすいです。

私も4年前にコンサル業で脱サラした時、
貯金が尽きたら前職のライバル企業で
コンサルとして雇ってもらおうと
勝手に考えていました。

1年分の生活費を確保しておいて
1年間は事業の立ち上げに専念する。

これが脱サラを成功させるコツです。

100%安全と言いませんが、
他人任せにするよりも100倍安全!

あなたも脱サラ計画、考えてみませんか?

また、メールします。
  
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