【 ”理想客”のワナ 】 プロモコンサル下居孝之

(2016年5月29日)

どんなお客さんに来てほしいですか?
 

集客支援をするとき、
クライアントへ必ず質問します。
 
誰にサービスを提供したいのか、
具体的にすればするほど
集客力がアップするからです。
 
お客さんありき。
 
間違いなく商売の鉄則です。
 
理想のお客さんを描くのも
よいことです。
 
コンサル・士業・フリーランスなど
サービスビジネスでは、
相性の良いお客さんとの出会いが
成功のカギになるからです。
 
ですが、ひとつだけ
忘れてはいけないことがあります。
 
————
お客さんもあなたを選ぶ、
————
ということ。
 
本当に当たり前すぎて
コッケイなのですが、
ありがちなのでご注意ください。
 
以前、私のクライアントさんから
集客の相談を受けていた時のことです。
 
 
「どんなお客さんに来てほしいですか? 」
 
ん~…あれだな。
 
素直で、細かいこと言わなくて、
 
ガタガタ言わずに買ってくれる人。
 
 
お客さんが殺到していて、
むしろ減らしたいくらいなら、
これでよいかもしれません。
 
ですが、集客に困っているなら、
自分都合で見てはいけません。
 
————
自分勝手な理想を並べたって
誰も振り向いてくれないからです。
————
 
恋愛や結婚と同じです。
 
あなたの周りにもいませんか?
 
理想が高すぎて空回りしている人。
 
美形で~優しくて~面白くて~、
何でもやってくれて、
頭がよくてお金もある人!
 
・・・なんて。
 
問題なのは理想が高いことではなく、
理想の高さが本人のレベルと
マッチしていないことです。
 
誰からも相手にされません。
 
花婿・花嫁募集の広告を出すとしたら、
相手に求める前に自分の魅力を
伝えないといけません。
 
————
クライアント探しは「婚活」です。
————
 
ビジネスに話を戻します。
 
理想のお客さんとは、
自分に都合のいいクライアント
のことではありません。
 
自分がサービスをすることで 
最も大きな利益を得られそうな人。
 
これが理想のお客さんです。
 
お客さんありき。
 
お客さんの利益ありき。
 
なのですね。
 
 
それよりも何よりもまず最初に
自分の魅力を磨くことが必要です。
 
ビジネスでは、魅力=提供価値です。
 
どんなふうに、
お客さんの役に立てるか。
 
集客はここからはじめないと
いけませんね。
 
今日もはりきって行きましょう!
 
下居孝之