専業主夫になりました。

(2019年3月5日)

おりーです、

家事労働は好きですか?

私はキライじゃないです。

根が働き者なので
デスクワークばかりしていると
時々体を動かしたくなります。

先週末もグループホームで
一日中家事をしていました。

そうです、家事です、家事。

食事の準備とか洗濯とか
居室の掃除機がけとか
トイレ掃除とか。


専業主夫になった気分です。


シャカシャカお米を研いで
セッセと盛り付けをして
利用者さんと一緒に配膳して。
 
カチャカチャお皿を洗い
ガーガー掃除機をかけて
ゴシゴシ便器を磨いて
ホーム中をピカピカにしました。

家では妻がやってくれるので
滅多にやらないのですが。

グループホームでは
社長自ら現場に入ります。

毎日はさすがにできませんが
タマには現場仕事もいいな〜
と思ってしまいます。

なまった体を動かすので
清々しい気分になれますし。

気分が良いだけでなくて
他にもたくさんメリットが
あることに気がつきました。

現場上がりの経営者さんは
今更いいよと思うかもしれませんが、
時々現場の仕事をやる価値は
十分にあると思います。


社長が現場で働く3つのメリット


社員1名、パート10名の
小さな会社だから今のところは
いつでも現場の仕事ができます。

トクすることばかりなので
今後会社が大きくなっても
できる限り続けようと思います。

で、

社長が現場で仕事をすると
どんなトクがあるのかというと、、、

1:お客さんの声を直に聞ける
(商品開発)

2:従業員の気持ちが理解できる
(社内コミュニケーション)

3:対外折衝の説得力が増す
(営業)

の3つです。

人件費が節約できるという
小さなメリットもありますが
特筆すべきことではないですね。

3つのメリットを1個ずつ解説します。


1)お客さんの声を直に聞ける


お客さんの声
つまり、リアルな情報が
手に入るということですね。

これが最大のメリットです。

なぜならば、社長の仕事は
経営判断をすることだから。

判断は正しい情報に基づいて
いなければいけません。

・誰をターゲットとするのか?

・何が求められているのか?

・どんな商品を作るのか?

・料金設定はどうするのか?

・社内の誰に任せるのか?

情報が不十分だと判断できないし
情報が間違っていると当然、
判断を誤ります。

大抵の社長は部下からの情報を元に
判断を下すことになりますが、
その情報は本当に正しいのか。

解釈や伝え方が違う場合もあれば、
不都合な情報の隠蔽もあります。

確実なのはトップ自ら情報に触れること。

直に情報を得て判断すれば
伝達ミスによる判断間違いはないし
結果が思わしくなくても後悔しません。

ということで、

社長が現場に入って
お客の声を直に聞くことは
大きなメリットがあると思います。


2)従業員の気持ちが理解できる


社長と従業員は立場が違います。

会社全体を見ている社長と、
自分の持ち場を見る従業員。

給料を支払う社長と
給料を受け取る従業員。

責任を取るのが仕事の社長と
責任を負いたくない従業員。

お金に振り回される社長と
人間関係に振り回される従業員。

利益を求めている社長と
やりがいを求めている従業員。

こうやって並べてみると
全く正反対ですよね。

経営のことばかり考えていると
従業員の気持ちがわからなく
なってしまいます。

従業員も社長の気持ちなんて
わかりっこありません。

相手の気持ちがわからないと
コミュニケーションが
うまくいかなくなります。

なので時々、社長は現場へ出る。

そうすると従業員の苦労が
よくわかります。

「いつもこんなこと
やってくれてるんだ
ありがたいな〜」

と改めて感謝します。

感謝の気持ちを持っていると
業務の指示をするときにも
会話がスムーズになります。

現場でやってみて初めて
気づく改善点も多々あります。

で、従業員からも
感謝されることになります。

好循環ですね。

ということで、

社長が現場で汗を流して
従業員の気持ちを理解することも
大きなメリットがあると思います。


3)対外折衝の説得力が増す


現場に入ると自分の事業に
リアリティが持てます。

どんなお客さんに、
何を提供してどう喜ばれたか。

お客さんの反応=企業価値

自社の事業が存在する価値を
一番感じられるのは、やはり
現場にいるときですよね。

現在進行形で体感していると
企業の魅力をアピールする際に
説得力がグンと上がります。

・面接で求職者を口説く

・ビジネスパートナーと交渉する

・見込み客に売り込む

企業価値のアピールは、
どんな場面でも役に立ちます。

よく考えてみれば当たり前ですよね。

A:社長室で決算書とにらめっこ

B:現場でお客さんと和気あいあい

どっちの社長が自分の会社の
魅力をリアルに語ることができるか。

現場で仕事をすることが一番です。

年に数回は。

いや、できれば毎週1回くらい。

ということで、

私は今日もグループホームで
利用者さんと一緒に過ごしています。

独身寮の管理人みたいな仕事です。

ただいま〜、

と利用者さんが帰ってきました。

夕飯を食べて、風呂に入って、
リラックスして過ごして
また明日元気に出かけていく。

くつろぎの場を提供する
グループホーム事業。

運営している私たちの方も
心が癒される仕事です。

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