大家業とグループホームの違い

(2020年6月21日)

おりーです、
 
副業でグループホームをやりたい、、、
 
という相談を受けますが、
果たしてこれは可能なのか。
 
正直、簡単ではありません。
 
私も当初、副業としてスタートしましたが
途中から方針転換して本業を辞め、
グループホームに注力しました。
 
今ではすっかりグループホームの人です。
 
あなたもグループホームをやるなら
片手間でなく本腰を入れて
取り組むことをオススメします。
 
本気でやった方が成功しやすいし
やりがいも感じられるので。
 
 
ただ、
 
副業からはじめたい、という
気持ちはよくわかります。
 
————
 
小さく始めて大きく育てる。
 
————
 
ことができるので。
 
ゼロから事業を始めるときは
なるべくリスクを抑えたい。
 
本業を続けながらスキマ時間で
副業としてスタートするのが
やっぱり安全ですよね。
 
戸建グループホームなら
初期費用200万円程度なので
投資額も小さく抑えられます。
 
スキマ時間で、
 
小資本で、
 
少しずつ拡大して、
 
軌道に乗ってきたら
本格的に事業として取り組む。
 
理想的なソフトランディングです。
 
問題はスキマ時間で
グループホームの経営を
することができるのか、
 
ということ。
 
副業でやるとしたらどうなるのか
順番にお話ししたいと思います。
 
ですが、その前に、
 
1つ知っておいてほしいことがあります。
 
————
 
大家業とグループホームの違い
 
————
 
私のところへ相談に来るのは
サラリーマン大家さんが多いです。
 
同じ住まいを提供するので、
グループホームも似たようなもんだ
と考える人がほとんどです。
 
でも、実際は全くの別物。
 
・大家業はオーナー業
 
・グループホームはサービス業
 
 
経営者の役割が全く違います。
 
 
大家業の経営者の仕事は、
基本的に「所有」すること。
 
物件探し → 資金調達 → 所有
 
財務税務や建物修繕もありますが、
これらも所有を維持するための
仕事の一部です。
 
所有 = オーナー
 
つまり大家業はオーナー業なのです。
 
その他の実務は外部に委託します。
 
入居者募集、家賃回収、清掃・修繕、クレーム対応…。
 
ぜーんぶ、管理会社がやってくれる。
 
大家さんに時間のゆとりがあるのは
業務を管理会社に丸投げできる
からなんですね。
 
だから大家業は一人でもできるし
サラリーマンのスキマ時間でもできる。
 
 
一方で、
 
グループホームを経営するとなったら
建物を持っているだけじゃダメです。
 
スタッフを雇用してサービスを提供する。
 
利用者募集の営業活動も自前です。
 
広告媒体がないので、
相談支援センターや事業所を回る。
 
信頼を得なければ利用者の紹介もされません。
 
大家さんが賃貸仲介に「よろしく!」と
客付けを頼むのとはわけが違います。
 
利用者募集、スタッフ雇用、サービス提供。
 
すべて自社で行います。当たり前なんですが。
 
その点が大きな違いですね。
 
 
じゃあ、副業でグループホームなんか
できるわけないじゃないか!
 
やっぱりダメなんじゃん。
 
ムリならムリって最初から言えよ!
 
期待させないでください、プンプン!
 
 
まあそう、怒らないでください。
 
グループホームを検討している
あなたは福祉に興味がある
ということですよね。
 
そういう思いのある人に
福祉業界に関わってほしいので
なんとか応援したいです。
 
そして本業をいきなり辞めるわけにも
いかないのもよくわかります。
 
なので、
 
本業が忙しいあなたが、
グループホームをオープンして
社会貢献をしながら収益を得るには
どうすれば良いのか、
 
3段階に分けて考えてみました。
 
 
レベル1:建物を賃貸する
 
レベル2:事業所オーナーになる
 
レベル3:スキマ時間で経営者
 
 
 
長くなったので次回に続きます。
 
 
下居
 
 
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